細かく表現する力

日本語と英語の大きな違いの一つに、表現度があります。

日本語は、曖昧な表現を好み、同じ日本語を話す日本人同士とのコミュニケーションが多い為、物事を細かく表現する力がさほど必要ではなく、どちらかと言えば、気持ちが伝わるとか、阿吽の呼吸で、何となく言いたいことが分かる、推測する力の方が重要になってきます。

私の義理の弟のお嫁さんが中国人の女性なのですが、家族で日本人が集まって会話している時に、具体的な固有名詞や、単語を使って表現するよりも、行間の中で、「あれ」「これ」とか言いながら、短い文章で会話をしている姿に、どうしても慣れないようで、いちいち「何のこと?」とか、どうでも良い会話の内容も拾って、説明を求めたりしてくるので、日本人からすると面倒臭いと感じるし、彼女からすれば、「何言っているか全く分からない」ってことになってしまいます。

もちろん、英語でも親しい人同士では、簡潔に表現する傾向もありますが、それでも、やはり、何かを説明したり、意見を述べたりする時には、細かく表現する傾向があります。学校教育の違いや文化の違いもありますが、言葉を使って描写する力があり、英語はそれに適している言語でもあるかもしれません。

私たち日本人が英語を使って、外国人と会話をする際には、この大きな違いをしっかりと意識し、敢えて、事象を細かく表現する練習をしていきましょう。

私の小学生の甥っこが、夏休みの宿題の日記で、こう1行日記を綴っていました。

「今日外に出た。」

これ一文だけです。笑

恐らく毎日家の中でゲームばかりをしていて、久しぶりに外に出たのかもしれませんが、日本人であれば、この1行からも色々と推測可能ですが、果たして英語の文章としては、どうでしょうか?

I went out today.

これでは意味が全く分からず、何をしたのかとか、色々な描写が必要になってきます。例えば、これくらいの具体性は必要です。

Usually, I spend most of my time at home playing games alone because both of my parents work at the office during the daytime, so I must stay at home, but I went out shopping today with my parents because it was a public holiday. My parents bought me a very yummy snack for me at the mall. I can’t wait to eat it.

出来事をなるべく具体的に細かく表現する力が、英語を話す上では、国語力として鍛えていくことが大事です。

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